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古墳などの遺跡復元・保存

施工場所 静岡県       2006年2月施工

  

もともとジオベストの主原料である酸化マグネシウムは、セメントがなかった時代に目地材として利用されていました。

酸化マグネシウム系固化材「ジオベスト」は現地の土と混ぜて使用するので、違和感がなく遺跡が設置された当時を自然な形で再現できます。

施工場所:愛知県       2017年3月施工

 

古代のロマンを五感で体感する場として復元整備された古墳です。

古墳は地域の歴史を学ぶ場であり、自然環境を守る場になります。

ジオベストによる土舗装は、土に近い特性を持つ環境にやさしい土舗装固化材です。

目地を入れる必要がないので“つなぎ目”の隙間から雑草が生えてくるということがありません。また、土の風合いが豊かなので、周囲の景観にも溶け込みます。

古墳は、歴史を探る考古学的な楽しみから、自然を満喫できる場所へと変貌しつつあります。

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施工場所:奈良県      2019年10月施工

 

写真は、国宝に指定されている数々の埋葬品が出土した有名な古墳ですが、墳丘の斜面は崩壊を防ぐために、現在は、葺石ではなく自然の草で覆われています。埴輪も発見されていることから、当時は墳丘にも装飾が施されていたと考えられています。

この墳丘ですが、当時は高さ9m、径約50mとされている巨大な円墳です。
現在は、周りの水田などに削られて、高さ約7.6m、最大径約40mになっています。
石室は、床面に10㎝前後の礫が敷かれ、その下に幅約50cm、深さ25~40㎝排水溝が設けられており、集水施設を含めた全長は約14mだったと案内板に書かれていました。

土舗装はアスファルトやコンクリート舗装と違う透水性舗装であり、表面排水のアスファルトやコンクリート舗装と同じ考え方で舗装をすることは出来ません。排水を考慮した土舗装・・・これこそが良好な土舗装といえます。

施工場所:京都府         2015年7月施工

 

古墳群を整備した公園と「道の駅」からの導線をジオベスト真砂土舗装した園路です。

全国でも貴重な巫女の埴輪が出土した古墳群を身近に感じて、後世に伝えていくには、5~6世紀の遺跡にふさわしい歴史的環境と自然環境を整える必要があります。

そのために、土の舗装である真砂土舗装が選ばれました。小高い丘になった古墳群の中の散策路は、周囲の山波や田んぼと調和して憩いのスポットになっています。

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施工場所 兵庫県             2019年3月 open       

かつての城跡に、尼崎城が復元されました。 

お城の土舗装は歴史的建造物の外構工事という景観舗装の側面と、土の泥濘化・流失防止や雨天時に来場されるお客様に対して泥はねを防いで快適に見学してもらうための実務的な側面があります。

阪神電鉄の尼崎駅から南側に見ることができます。

雨天時に訪れてみると土舗装の特徴がよくわかります。

施工場所 秋田県       

  

↑上の写真は、秋田県の国指定史跡「伊勢堂岱遺跡」です。約4,000年前の縄文時代後期の環状列石を主体とする遺跡です。

平成6年から秋田県教育委員会が発掘調査を行い、平成7年には直径約32mの環状列石と、弧状の環状列石が発見されました。

遺構面の保護処理は酸化マグネシウムを主成分とする固化剤「ジオベスト」用いて遺構面保護層を作り遺構面を直接大気中に暴露させず、温度変化や風雨から遺構面を守る工夫がされています。

伊勢堂岱遺跡は「北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群」として、人類共通の貴重な宝として残すべき遺跡と考えられており、現在、世界遺産登録を目指しています。

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