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                          ジオベストの防草・防草メカニズム

 

人にとって栄養バランスが大事な様に植物にも養分のバランスが必要です。

植物に必要な元素は16種類、そのうち酸素、炭素、水素を除く13種類が根から吸収されます。

肥料の3要素にはN(窒素)、P(リン)、K(カリウム)などがあり、それ以外に10種類(イオウ、カルシウム、マグネシウム、鉄、銅、マンガン、亜鉛、モリブデン、ホウ素、塩素)などがあります。

■発芽初期に必要な養分は次の3大養分です。

◎ 窒素(植物のタンパク質、葉緑素をつくるために必要):成長の早い段階から開花前まで必要、ただし連続して開花する場合は続けて必要です。

◎ リン(植物体内での生化学変化、エネルギー運搬に必要):花を咲かせたり実を実らせたりするときに必要です。

○ カリウム(光合成やタンパク質合成に必要):成長の初期段階から最後まで一定量が必要です。

■防草メカニズム

◎ジオベストによる防草とは土中のリン(土中には不動態リンと可給態リンがある)や窒素が酸化マグネシウムにより不溶化される事で養分が無い土壌となるためです。このことで、雑草の成長を抑えることができます。

◎また、土壌を固化することによりジオベストで改良した下部からの雑草を抑えます。

◎さらに、炭酸化にいたるまで安定した状態を維持しますので長期間防草効果が維持できます。

※透水係数は10-2~10-4 程度あります。このため樹木が枯れる心配はありません。

※弱アルカリ性のため環境に優しく、また廃棄時は建設廃材になりません。

施工方法-① 一番簡単な方法は、下の写真のように除草(できるだけ抜根まで行います。)→土のルーズ化(ジオベストと混合しやすいように、5~10cm程度耕やします。)→ジオベスト散布(ジオベストを開封して均一に広げます。)→攪拌(鍬などを使って土とジオベストを混合します。)→転圧(ベニヤなどを敷いて足で踏みます。)→散水(ジオベストが水と反応するようにジョウロで散水します。)→完了

 

 

 


 

施工方法-② 機械を使って施工する方法です。除草→ジオベスト散布→攪拌(耕運機などを使用して土と混合します。)→転圧(プレートやローラーを使用します。)→散水→完了

施工方法-③ 土舗装と同様の施工方法になります。下地転圧をしっかり行います。→ジオベストと良質土を混合した舗装材を運搬します。→敷均→転圧→養生→完了

 

 

 


施工方法-④ 植樹帯や庭などの施工方法になります。まず、ジオベストと真砂土をバックホゥ混合→施工場所へ運搬→施工場所の散水(予備散水)→混合材の敷均(全体を均一に、また平滑になるようにします。)→締固め(機械による締固めは樹木の根を痛めますので、足やコテで締固めを行います。)→散水(二次散水)→完

なぜ生えないの 2.jpg

ジオベストの配合設計

防草の場合、施工方法や土の種類によって必要なジオベストの配合量が変わります。良質土の場合、1㎥当りの実施配合量の基準は、163kgとしており、ジオベストは1袋20kgなので、5cmの厚みの場合、8.15kg(10%)になります。しかし、施工方法によって食い込みが予想され、固化材の割り増しが必要になるので、1㎥当りの実施配合量の基準は、193kg(12%)の配合設計をされることをお奨めしております。

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