酸化マグネシウム系固化材「ジオベスト」による防草対策

ジオベストの防草対策は、酸化マグネシウム系固化材が重金属類の不溶化を可能にする原理と一緒で、酸化マグネシウムが土の中の養分(リン・窒素・カリウム)と反応し、

養分のない土(植物が養分を吸収できない土)になることで、約5年以上雑草を生えなくするというものです。

よって、ジオベストには除草剤が含まれておらず、薬物で雑草を枯らすわけではありません。ということなので、人体・昆虫・植物への悪影響がありません。

〇2004年10月 公共工事20件、民間工事27件で、酸化マグネシウム系固化材「ジオベスト」を使用した土舗装・防草対策工事を経て実用化しました。

〇2005年7月 国土交通省 新技術情報提供システムNETISにジオベスト-土舗装を登録「KT-050012-A」。
・ジオベスト土舗装は、従来のセメントや石灰に代わる酸化マグネシウムが主成分になり、真砂土だけでなく、現地発生土を使用した固化や防草対策も可能になること。
・雑草抑止については、土壌内の養分を封鎖してしまうため、飛来してくる雑草種子や下層土内種子の発芽・生長を長期的に防止すること。
〇2006年4月 国土交通省 新技術情報提供システムNETISにジオベスト-防草対策を登録「KT-060104-A」。
・土壌内の養分を封鎖してしまうため、飛来してくる雑草種子や下層土内種子の発芽・生長を長期的に防止する。除草作業中の事故防止、維持管理費の低減、害虫防除等に役立つというものでした。

〇2007年1月 IT’S(新技術データベース)に、A-06034「ジオベスト防草」・ B-06034「ジオベスト土舗装」を登録。
・中央分離帯や緑地帯において、現地発生土や真砂土等の土にジオベストを反応させることで、雑草の発芽を抑止する「雑草抑止工法」を登録しました。

​【施工前】
​【施工後】
​【施工前】
​【施工中】
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​【5ヶ月経過】
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​【1年後】
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​ジオベストの防草は、土舗装と異なり、土舗装の固化材配合比が15%なのに対して、7.5%以上の配合で防草効果が発揮できます。
しかし、固化材の配合比を少なくすると、土舗装としての強度は平坦な場所では問題ありませんが、傾斜地などの勾配がある場所では強度不足になり、降雨で土壌の流失が発生する恐れがあります。
よって、勾配がキツイ場所では固化材の配合比を多くするとか、法面に関しては段切りで盛り土を行うなどの工夫が必要になります。
また、法面用の排水溝設備や集水路の造成で、排水や水抜き行うと長期的に安定します。
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​【施工後】
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ジオベストの防草は、7.5%以上の配合で防草効果が発揮できます。しかし、法面に面していると、降雨や法面からの雨水による土壌の流失等を考慮すると、配合比を10%以上にして強度をアップしたり、流下水対策をする必要が出てきます。

特に上記の写真のように、斜面からの水の流入や施工場所が広い面積の場合、いくら固めても浸透した水の圧力で土壌が流されることもあるからです。