公園・空地の防草
施工場所 福岡県 2018年3月施工
ジオベスト防草メカニズムの1つ目のポイントは、養分の不溶化があります。
どういうことかというと、植物が吸収する養分を植物が吸収できないものに変化させることで、養分のない土壌にすることです。例えば土中の養分であるリンについてみてみると、植物に吸収されるリンは可容態リンといいますが、ジオベストを添加することで、植物に吸収されないリン=不動態リンに変わります。
ジオベストを10wt%添加した時、リンの80%以上を不溶化、窒素は70%以上を不溶化しています。
※自社で測定した結果です。
2つ目のポイントは、現在降っている雨はほとんどが酸性雨でpH5~7程度です。この酸性雨がマグネシウムを溶かして不溶化しているリンを植物に吸収される可容態リンに変えていくため、防草効果が徐々に低下していくわけですが、ジオベストに含まれる酸化マグネシウムは、土に含まれる非晶質成分と長期的に反応していくので、酸性雨などによる還元が起き難い状態になります。
酸化マグネシウムはどれも同じと思われているかもしれませんが、酸化マグネシウムは、製造方法やその比表面積によって効果の持続性には違いがあります。ジオベストは、この鉱成酸化マグネシウムの反応の持続性によって、長期にわたり防草効果が持続できるという特徴があります。
下の写真は、防草対策をする前の状態です。セイタカアワダチソウなどの多年草の雑草が茂っていました。
施工場所 広島県県 2015年3月施工
公園だけでなく、写真のような道路予定地といった遊休地の防草対策にも使用できます。
空地の整備は、真砂土のままでもきれいなので満足してしまいますが、雑草が生えてくると草刈りが大変になります。真砂土を敷いた時に雑草対策をしておけば、長期的に防草のことを考えなくてもすみます。
また、敷地をどのような形で利用していくにしても、ジオベスト(トンパックの場合、ジオロック)で固めた敷地は、固化材の主成分が酸化マグネシウムなので、用途の変更をしても、建設廃材にはならず、残土として再利用できることから、処分する費用のことまで考える必要がありません。
そして、草刈りの費用に比べたら数年で元が取れます。
防草対策費用は、広い面積になるほどコストパフォーマンスが高くなりますので、実際にどのくらいかかるかお問合せいただければと存じます。